《全体概況》

全体を通して見ると、昨年に比べ解きやすい難易度になった印象です。

神戸大学は標準的な難易度の問題が多いので、早期の基礎力完成が必須条件です。

高１・高２の時期から、高校の学習内容をしっかりマスターしましょう！

また、勉強の指針を立てるためには、どんな問題が出題されるのかを知ることが重要です。

高３の夏までには一度、過去問を解いてみることをおすすめします。

《科目ごと》

科目ごとの出題傾向をまとめましたので、チェックしてみてください。

数学は橋本先生の分析動画（2/25配信）もありますので、是非試聴してください！

『英語』

①分量（前年比）

　変化なし

②難易度（前年比）

　変化なし

③総論

　従来型の読解問題３題＋英作文１題の出題であったが、全体的に記述量が減少した。

『数学』

【理系】

①分量（前年比）

　変化なし

②難易度（前年比）

　やや易化

③総論

　従来型の大問５題の出題。数学Ⅲからの出題が１題のみとなり、昨年の４題から大幅に減少した。

【文系】

①分量（前年比）

　変化なし

②難易度（前年比）

　やや易化

③総論

　従来型の大問３題の出題。(1)は易しく、後半はそれぞれのテーマで誘導がある。例年頻出である微分法・積分法と数列は出題されなかった。

『国語』

【現代文】

①分量（前年比）

　やや減少

②難易度（前年比）

　やや易化～変化なし

③総論

　従来型の記述説明問題４題＋漢字書き取り問題１題であった。社会学者の文章で、比較的読み取りやすい内容。

【古文】

①分量（前年比）

　増加

②難易度（前年比）

　変化なし

③総論

　説話からの出題で、設問数は５問であった。例年に比べ、文章量はかなり長かった。

【漢文】

①分量（前年比）

　やや減少

②難易度（前年比）

　易化

③総論

　設問数は４問で、比較的読みやすい出典からの出題。

『物理』

①分量（前年比）

　やや減少

②難易度（前年比）

　易化

③総論

　出題は力学、電磁気、波動の３題。今年度は計算量が減少し、描図や論述問題がなかったので、比較的解きやすかった。

『化学』

①分量（前年比）

　変化なし

②難易度（前年比）

　やや難化

③総論

　出題は理論計算・無機分野から２題、有機分野から２題。天然有機化合物からの出題も継続。今年度は論述問題が出題されなかった。

『生物』

①分量（前年比）

　変化なし

②難易度（前年比）

　やや易化～変化なし

③総論

　記述量は大幅に減少した昨年度並。広い分野から様々な形式の出題であったが、内容は定番のものが多い。