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前 神戸大学 アドミッションセンター 特命准教授 杉山 浩一先生 監修

神戸大学

「志」特別選抜

対策ガイド

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このページでは、前・神戸大学アドミッションセンター特命准教授 杉山浩一先生の監修のもと、神戸大学の「志」特別選抜に関する情報を掲載しています。
また、質問フォームもご用意しております。受験情報や「志」特別選抜の対策方法について、ご不明な点や気になることがありましたら、お気軽にお寄せください。

高校の先生方からのご質問も歓迎しております。受験指導における疑問点やご相談がありましたら、ぜひご活用ください。

「志」特別選抜 最新情報

【更新日:6月27日】

令和9年度(現高校2年生の受験年)の「志」特別選抜では、工学部が募集停止します。

​リンク:「志」特別選抜とは | 神戸大学大学教育推進機構 みらい開拓人材育成センター アドミッション部門

【更新日:6月24日】

令和8年度「志」特別選抜の1次選抜では、文系型受験と理系型受験が同日に実施されることになりました。

​リンク:「志」特別選抜 | 神戸大学受験生ナビ

【更新日:6月24日】

令和8年度「志」特別選抜の1次選抜の「模擬講義・レポート」は、文系型受験も理系型受験も同じ問題で実施されることになりました。

リンク:神戸大学 みらい開拓人材育成センター アドミッション部門「R6(2024)年度選抜問題 出題の意図」

【更新日:6月12日】

令和8年度「志」特別選抜の「出願要項」「提出書類作成の手引き」が神戸大学のHPに掲載されています。

リンク:「志」特別選抜 | 神戸大学受験生ナビ

サイト監修者紹介

創学ゼミナール 進学アドバイザー

(前 神戸大学アドミッションセンター特命准教授)

杉山 浩一 先生

オークランド大学大学院修了。兵庫県高校教員、神戸大学附属中等教育学校教員を経て、神戸大学アドミッションセンター特命准教授として、5年間「志」特別選抜入試の企画・運営・実施に携わる。大学入試改革、高大連携、国際バカロレアに関する研究・実践に取り組む。進路ガイダンス、進路講演会等にて講演経験多数。

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神戸大学 「志」特別選抜 とは

​Point 1

共通テストを課さない神戸大学の総合型選抜の1つ

​Point 3

募集定員:72 名(令和8年度) 平均倍率 3~4 倍

※合格者0名の学科、コースもあり

​Point 5

合格者には、入学前教育として、12 月~2 月に大学での学修準備や仲間づくり

​Point 2

神戸大学8学部で実施

※文学部、国際人間科学部、法学部、医学部保健学科、工学部、情報システム学部、農学部、海洋政策科学部

​Point 4

入試スケジュールは、

9 月出願、9月末1次選抜、11 月最終選抜 、11 月末合格発表

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出願から
1次選抜、
最終選抜まで

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​出願書類

■項目記入

①活動報告書 A:5つまで高校での活動を申請する(学部・学科によって制限あり)

例:生徒会活動、部活動、探究活動、留学、ボランティア、各種資格 etc.
 

■記述式

②活動の詳細活動報告書 A で申告したものについて、詳細を文章で書く。


③志望理由:志望先を選んだ理由やきっかけを文章で書く。
 

④大学での学び:大学入学後の抱負や、卒業後の進路希望などについて文章で書く。

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​1次選抜

①総合問題:いわゆる「基礎学力」を総合問題で評価する。それぞれ 120 分


 文系...総合問題I:現代文、文系数学 総合問題II:英語

 理系...総合問題I:理系数学、英語 総合問題II:理科(物・化・生から選択)


②模擬講義レポート:45 分程度の模擬講義のビデオを視聴し、講義内容と関連する問題を解く。

 記述式。単なる講義のレポートではない。120 分

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最終選抜

学科ごとの課題。面接は必須。小論文やプレゼン etc. 1 次選抜合格者のみ受験可。

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合格から
入学前教育

11月下旬

12月初旬

12月下旬

1月中旬

2月中旬

合格発表

入学手続き

スクーリング①

共通テスト受験(推奨)

スクーリング②

※期間中、オンライン を用いた 課題 提出 、添削 、 確認テスト etc。

「志」特別選抜に関するQ&A

  • Q1:「志」特別選抜の「模擬講義・レポート」は、模擬講義をうけて、その講義に関するレポートを書くのでしょうか。
    情報の欄にも少し書きましたが、単に、講義の内容についてレポートをするというのではありません。約40~45分程度の講義を録画したビデオを見たのち、その講義に関連した別の資料などを加えて、それらを総合して、考える問題が出されます。講義を受けたときに、単に講義を聞くのではなく、そこから発展させる思考力を試しています。 神戸大学のHPには、「模擬講義・レポート」に関して次のように説明されています。 【出題の意図・評価ポイント】 (文系) 「大学で講義を受ける状況を想定し、その講義を受け身で聞き流すのではなく、積極的に理解し、発展的な学修をする基本的資質をはかることを目的とする。 具体的には、講義の内容を正確に聴き取り、メモを取る力とその内容の理解度を測る。また、講義を受けることで浮かんでくるであろう発展的な「問い」に関連する複合的な資料を読み、分析・統合・応用等を行う思考力、そして決められた字数の中で、的確に表現する力を評価する。」
  • Q2:「志」特別選抜では、例えば、部活動や研究発表などの全国レベルの実績等がないとだめなのでしょうか。
    「志」特別選抜は総合型選抜の1つです。昔の「一芸入試」のように、何か1つだけずば抜けたものがあればよいと いうようなものではありません。学部や学科によって多少差がありますが、高校での活動実績を、5つまで申請することが でき、それを「総合的に」評価してもらえます。神戸大学が示している『出願時における提出書類作成の手引き』によると、 生徒会活動(クラス委員などでも可)や部活動の成績(3年間所属でも可)などを記入する例が出ています。 もちろん、探究活動やコンテストなどで表彰されたことを記入することもできます。工学部の応用化学科の出願要件の1つ として全国レベルのコンクール出場が示されていますが、他の資格(評定平均値や英語の成績等)でも代わりの出願要件を 満たすことになるので、いずれにしても、全国レベルの実績がなくても問題なく出願できます。
  • Q3: 「志」特別選抜で合格している人はどんな人なのでしょうか。
    『令和8年度(令和7年度実施)「志」特別選抜 パンフレット』(https://www.office.kobe-u.ac.jp/stdnt-examinavi/juken/kokorozashi/index.html)に、「志」特別選抜で入学した8名の学生のインタビューが掲載されています。 それを見ると、 1.神戸大学への進学の意志が強い。 2.大学でやりたいことがはっきりしている。 3.「志」特別選抜を、一般試験ではできない、自分の研究や高校時代の活動をアピールする場であると前向きにとらえている。 4.「志」特別選抜がだめでも、もう一度神戸大学を一般で受けるので、「志」特別選抜を受けると、一回チャンスが増えると考えている。 といった特徴が見えます。 「志」特別選抜で受かった人が全員これらすべての特徴に当てはまるわけではありませんが、やはり神戸大学で学びたいことがはっきりしていることは重要な点だと言えるでしょう。 神戸大学で学びたいことがある人、高校での活動をアピールしたい人は、どんどん挑戦してみてはどうでしょうか。

※入試情報などは必ず自身で神戸大学HPの最新情報や公式情報を確認してください。

神戸大学「志」特別選抜関連サイト

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