見事「志」特別選抜での合格を勝ち取った神岡くん。神大入学までしばらく間がありますが、当然大学は、入学前の教育をいろいろ用意しています。どういった課題なのでしょう?
「入学するまでの間、大学に入ってから役に立つスキルが学べる」
───合格発表は12月1日でした。大学入学までしばらく期間が空きますが、入学前課題などはありますか?
合否には直接関係ないですが、結局共通テストを受けるように指示がありました。
それから、英語・数学・理科の課題があります。英語は英語で論文を書き、ネイティブの先生とオンラインで会話をします。理科は週末にオンライン授業があるのと、自分で決めた学習範囲に関するテストが実施されます。数学は大学で習う行列や微分・積分のテキストをやり、こちらもテストがあります。
農学部は比較的課題が少ないですが、学部によっては追加の課題が出るようです。
最後に、一番大事なのがプレゼンです。内容は、「高校時代にした研究の続き」か、「新規のもので学部学科に関連するもの」で研究をし、それについてプレゼンします。僕は、高校時代にした研究を選びました。
───さすがは神戸大学、入学してからの実践的な能力を養成できるようにしているんですね。これも、「志」特別選抜で入学するメリットだと思います。
───一般入試と比べ、まだまだ「志」特別選抜の出願者は少ない状況です。どういった原因が考えられるでしょうか。今回受けてみて、率直な感想を聞かせてください。
やはり、募集人員が少ないので狭き門であることと、出願条件のハードルが高いというイメージが強いからだと思います。
出願に迷うのであれば、とりあえず受けてみればいいと思います。チャンスを広げる絶好の機会であることは、間違いありませんので。
───最後に、神戸大学を目指す後輩に、メッセージをお願いします。
「志」特別選抜は、本当におすすめです。
共通テストは必要ありませんし、学力だけでは測れない自分の強みを最大限発揮できるいいチャンスなので、是非トライしてみてほしいと思います。
───ありがとうございました。神大入学後も、更なる活躍を期待しています!
~大きなチャンスを掴める「志」特別選抜~
さて、後輩の皆さんは「志」特別選抜をどう受け止めましたか?
出願には確かに活動報告書などの準備が必要ですが、自分の学びたいことをしっかりと考えて志望している人であれば志望理由書や活動報告書のハードルはそれほど高くはありません。
神岡先輩の体験談を見て、自分もチャレンジ出来るかも・・・と思った人は、選択肢の一つとして是非検討してみましょう!