共通テストのウエイトがとても高い、神大経営学部の高校推薦型選抜。

Ｏさんは、どのように対策をしたのでしょうか。

「あくまで一般選抜で合格できる学力をつけるのが目標」

───続いて、対策について聞いていきたいと思います。共通テストのウエイトが高い学校推薦型ですが、共通テストは900点満点で何点を目標にしていましたか？

目標は83％でしたが、実際は少し届かず、80％くらいでした。なので、推薦で合格できる可能性は低いだろうと思っていました。

───学校推薦型はほぼ共通テストで合否が決まるため、２次対策との兼ね合いが難しかったと思います。共通テストと２次対策のバランスはどのような比率でしたか。

高校が２次対策重視の方針だったので、12月初旬までは基礎～やや応用レベルの記述型問題演習をやっていました。自分自身もあくまで一般選抜で合格できる学力をつけるのが目標だったので、２次学力重視で対策をしていました。共通テスト対策は12月から本格的に始めました。

───科目のバランスは重視していましたか？

数学が苦手だったのですが、他の科目でカバーできるように意識はしていました。また、共通テスト本番は社会が思うように取れませんでしたが、国語でカバーできたので、結果的に大きな失点にはならなかったです。

───やはりトータルバランスはすごく大事ですね。

苦手科目は後回しにしがちですが、苦手だった数学は意識的に取り組めていましたか？

特に高３の夏休みは苦手な数学に時間をかけました。高校で配られていた問題集は難しかったので、自分で基礎的な問題集を買って、何回も繰り返しました。おかげで、共通テストで大きなミスはしませんでした。

───共通テストのみ必要な理科基礎・社会はいつごろから本格的に対策していましたか。高校の授業以外で、独自にやっていたことがあれば教えてください。

基本的には問題集などを併用して高校の内容をしっかり身につけるようにしていましたが、倫理政経の政経分野は少し不安があったので、自分で講義系の参考書を買って自主的に取り組んでいました。

「努力は裏切らない」

───最後に、神大を目指す後輩にアドバイスをお願いします！

経営学部は、学校推薦型も共通テスト重視ですが、一般選抜も共通テスト高得点者を優先的に選抜する制度があります。ですので共通テストの重要性が高いのですが、私は気負いすぎて共通テスト前日に全然眠れませんでした。コンディションが不安な状態で試験本番を迎えましたが、今まで築いてきた努力が実り、何とか神大に合格できる点数を取ることができました。

「努力は裏切らない」といいますが、本当にそうだと思います。今まで頑張ってきたことを信じて、実力を発揮してほしいと思います。

それから、やっぱり体調管理はとても大事です。後輩の皆さんも、体調には十分注意して受験勉強に集中してほしいと思います。

───ありがとうございました。神大入学後も、更なる活躍を期待しています！

～大きなチャンスを掴める「学校推薦型選抜」～

さて、後輩の皆さんは「学校推薦型選抜」をどう受け止めましたか？

神大では、学校推薦型選抜を実施している学部は限られますが、一般選抜との両立がしやすい試験内容となっています。

神大合格のチャンスを増やす絶好の機会を、是非検討してみましょう！